熊本県熊本市
熊本城ができた1607年にお膝元として新町は生まれました。そこで住民がお祝いとして奉納したのが新町獅子舞保存会の始まりだそうです。戦争で中断する時期もありましたが、昭和21年からは毎年続いています。 赤いものがオス獅子、黄色いものがメス獅子で、9/12に藤崎宮にて行われた奉納では、「天舞」という藤崎宮でのみ選ばれし者が演舞できるというものと、「牡丹の舞」という牡丹を囲うように二頭が演舞するものが披露されました。 獅子舞の役をされた方は大人の男性でしたが、子どもたちも衣装を身にまとって参加されていました。一新小学校には伝統芸能クラブというものがあり、獅子舞を教わった生徒は運動会ではプログラムとして演舞されるそうです。こうして、新町獅子舞保存会は後継者育成にも力を入れていらっしゃいます。 また、地域のお祭りに呼ばれるなどして、年間20数回は演舞に出かけられ、活動されています。 笛と太鼓と鐘に合わせて大きな動きで見事に奉納された演舞は、見に来ていた方々のたくさんの拍手を持って締められました。獅子舞に頭を噛んでもらうと厄払いになると言われていますが、遊びに来ていた小さな子どもたちはその迫力のある顔が近づくと泣いてしまっていました。 急なお伺いにも関わらず、副会長の栗崎さんに笑顔で優しくお話しいただきました。ありがとうございました。(ニシムラ)2017.9.13 |